タイトリスト 3W用シャフト フレックスR
今日の植物は、アクティノディウムと言います。未登場の属は、フタバガキ科からフトモモ科に移ってきました。
アクティノディウムはフトモモ科 Actinodium 属(アクティノディウム属)の植物で、この属に分類される種は切手に描かれているActinodium cunninghamii種の1種だけという1属1種の植物です。切手の発行国であるオーストラリア西部固有の種で、swamp daisy(沼地のデイジー)と呼ばれているようです。
湿気のある砂地を好むようで、西オーストラリア州のAlbany近くの海岸に分布しているということです。
園芸植物として育てられるものもあるようですが、花期が短く、十分な湿気と日よけが必要だそうですから、育てにくい植物かもしれません。
ウイキペディアの情報によりますと、属名のActinodium はギリシャ語由来で「車輪のスポークに似た」という意味があるということです。
写真です。これもネットからお借りしています。
アクティノディウム・クニンガミイ Actinodium cunninghamii

切手です。
アクティノディウム・クニンガミイ Actinodium cunninghamii

2005年 オーストリア発行(普通切手)
●この切手と一緒に発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
アクティノディウムはフトモモ科 Actinodium 属(アクティノディウム属)の植物で、この属に分類される種は切手に描かれているActinodium cunninghamii種の1種だけという1属1種の植物です。切手の発行国であるオーストラリア西部固有の種で、swamp daisy(沼地のデイジー)と呼ばれているようです。
湿気のある砂地を好むようで、西オーストラリア州のAlbany近くの海岸に分布しているということです。
園芸植物として育てられるものもあるようですが、花期が短く、十分な湿気と日よけが必要だそうですから、育てにくい植物かもしれません。
ウイキペディアの情報によりますと、属名のActinodium はギリシャ語由来で「車輪のスポークに似た」という意味があるということです。
写真です。これもネットからお借りしています。
アクティノディウム・クニンガミイ Actinodium cunninghamii


切手です。
アクティノディウム・クニンガミイ Actinodium cunninghamii

2005年 オーストリア発行(普通切手)
●この切手と一緒に発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
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今日の植物は、ヴァティカといいます。引き続きフタバガキ科の植物です。
ヴァティカは、フタバガキ科 Vatica 属(ヴァティカ属)の植物です。Vatica 属に分類される種の数を調べてみたのですが、これもThe Plant List とウイキペディアで大きく食い違っていることが分かりました。The Plant Listではその数は5種だけだとなっているのですが、ネット上のPlant of the World Online では190種があると表示されていて、ウイキペディアでもそれに従う形で多くの種名が挙げてありました。そのウイキペディアで挙げてある種名の多くがThe Plant Listでは、「unresolved」とされところは、前回のホペア属の場合とよく似ています。
この相違、フタバガキ科に固有の問題なのか、よくわからないところです。
そのウイキペディアの記事では、「ヴァティカはフタバガキ科の植物の属名である」として、上記のように多くの種名が挙げてあるだけという簡単なものでした。
ということですが、そのPlant of the World Onlineで切手に描かれているVatica bantamensis種に関する情報を得ることができましたので、それをご紹介します。
それによりますと、Vatica bantamensis種は樹高30メートル程度の樹木で、自生しているのはインドネシアのUjung Kulon National Parkだけなのだそうです。材は建築用や造船用に使われること、さらにはArenga obtusifolia(ヤシ科 クロツグ属)という外来植物に圧迫され、この種は絶滅の危険性が極めて高い植物に指定されているということです。
写真です。ネットから借用です。切手に描かれたVatica bantamensisの良い写真がなかったものですから、他の種も取り上げました。
(左)ヴァティカ・バンタメンシス Vatica bantamensis
(中)ヴァティカ・ラサク Vatica rassak
(右)ヴァティカ・キネンシス Vatica chinensis

●種小名のbantamensisは「Banten(インドネシアのジャワ島の州の名前で、Ujung Kulon National Parkもこの州にあります)の」という意味、次のrassakはこの種のマレーシア語の名前から来ており、最後のchinesisは「中国の」という意味です。
切手です。
ヴァティカ・バンタメンシス Vatica bantamensis

2009年 インドネシア発行(地域の動植物)
●この切手の含まれているセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
インドネシアから発行されたこの「地域の動植物」シリーズは、2008、2009、2010年にそれぞれ切手11種セットで発行されています。いずれも、動物と植物がセットで描かれていて楽しいシリーズになっています。
ヴァティカは、フタバガキ科 Vatica 属(ヴァティカ属)の植物です。Vatica 属に分類される種の数を調べてみたのですが、これもThe Plant List とウイキペディアで大きく食い違っていることが分かりました。The Plant Listではその数は5種だけだとなっているのですが、ネット上のPlant of the World Online では190種があると表示されていて、ウイキペディアでもそれに従う形で多くの種名が挙げてありました。そのウイキペディアで挙げてある種名の多くがThe Plant Listでは、「unresolved」とされところは、前回のホペア属の場合とよく似ています。
この相違、フタバガキ科に固有の問題なのか、よくわからないところです。
そのウイキペディアの記事では、「ヴァティカはフタバガキ科の植物の属名である」として、上記のように多くの種名が挙げてあるだけという簡単なものでした。
ということですが、そのPlant of the World Onlineで切手に描かれているVatica bantamensis種に関する情報を得ることができましたので、それをご紹介します。
それによりますと、Vatica bantamensis種は樹高30メートル程度の樹木で、自生しているのはインドネシアのUjung Kulon National Parkだけなのだそうです。材は建築用や造船用に使われること、さらにはArenga obtusifolia(ヤシ科 クロツグ属)という外来植物に圧迫され、この種は絶滅の危険性が極めて高い植物に指定されているということです。
写真です。ネットから借用です。切手に描かれたVatica bantamensisの良い写真がなかったものですから、他の種も取り上げました。
(左)ヴァティカ・バンタメンシス Vatica bantamensis
(中)ヴァティカ・ラサク Vatica rassak
(右)ヴァティカ・キネンシス Vatica chinensis



●種小名のbantamensisは「Banten(インドネシアのジャワ島の州の名前で、Ujung Kulon National Parkもこの州にあります)の」という意味、次のrassakはこの種のマレーシア語の名前から来ており、最後のchinesisは「中国の」という意味です。
切手です。
ヴァティカ・バンタメンシス Vatica bantamensis

2009年 インドネシア発行(地域の動植物)
●この切手の含まれているセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
インドネシアから発行されたこの「地域の動植物」シリーズは、2008、2009、2010年にそれぞれ切手11種セットで発行されています。いずれも、動物と植物がセットで描かれていて楽しいシリーズになっています。
2771.今日の植物(2254):ホペア
今日の植物はホペアと言います。未登場の属は、フウロソウ科からフタバガキ科に移りました。
ホペアは、フタバガキ科 Hopea 属(ホペア属)の植物です。
Hopea odorata属に分類される種の数ですが、The Plant Listでは9種だけなのですが、ウイキペディアでは113種もあるとされていて、双方に大きな違いがあります。調べてみましたら、ウイキペディアで取り上げられている種の多くがThe Plant Listでは、Unresolved(未確認)とされていることが分かりました。
その背景はよくわかりませんが、双方でこのように大きな違いがあるのは珍しいことです。
で、Hopea属の植物ですが、ウイキペディアの情報によりますと、スリランカ、インド南部、中国南部からメラネシア、ニューギニアといった地域に分布しているということです。これらの地域の低地の熱帯雨林では主要な樹木なのだそうです。
属名のHopeaは、John Hope氏(1725–1786)に因んで命名されたということです。氏は、植物学者であり最初のRegius Keeper of the Royal Botanic Garden Edinburgh (エジンバラ王立植物園の統括者?)だった人です。
切手に描かれているHopea odorata種は、バングラデシュ、カンボジア、インド、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ、ベトナムに分布する樹木で、高さは45メートルになり、直径4.5メートルにもなるのだそうです。西ベンガルやアンダマン諸島では、日陰を作るために植樹されるものもありますが、材が珍重され自生するものは絶滅が危惧されているということです。
写真です。ネットから借用です。
ホペア・オドラタ Hopea odorata

切手です。
ホペア・オドラタ Hopea odorata

2000年 マレーシア発行(国際森林研究連合)
●植物切手と言いながら、種子を描いた切手です。セットはこちらです。⇒切手植物図鑑
ホペアは、フタバガキ科 Hopea 属(ホペア属)の植物です。
Hopea odorata属に分類される種の数ですが、The Plant Listでは9種だけなのですが、ウイキペディアでは113種もあるとされていて、双方に大きな違いがあります。調べてみましたら、ウイキペディアで取り上げられている種の多くがThe Plant Listでは、Unresolved(未確認)とされていることが分かりました。
その背景はよくわかりませんが、双方でこのように大きな違いがあるのは珍しいことです。
で、Hopea属の植物ですが、ウイキペディアの情報によりますと、スリランカ、インド南部、中国南部からメラネシア、ニューギニアといった地域に分布しているということです。これらの地域の低地の熱帯雨林では主要な樹木なのだそうです。
属名のHopeaは、John Hope氏(1725–1786)に因んで命名されたということです。氏は、植物学者であり最初のRegius Keeper of the Royal Botanic Garden Edinburgh (エジンバラ王立植物園の統括者?)だった人です。
切手に描かれているHopea odorata種は、バングラデシュ、カンボジア、インド、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ、ベトナムに分布する樹木で、高さは45メートルになり、直径4.5メートルにもなるのだそうです。西ベンガルやアンダマン諸島では、日陰を作るために植樹されるものもありますが、材が珍重され自生するものは絶滅が危惧されているということです。
写真です。ネットから借用です。
ホペア・オドラタ Hopea odorata


切手です。
ホペア・オドラタ Hopea odorata

2000年 マレーシア発行(国際森林研究連合)
●植物切手と言いながら、種子を描いた切手です。セットはこちらです。⇒切手植物図鑑
277.今日の植物(2253):マラー
今日の植物は、マラーといいます。
マラーは、ウリ科 Marah属(マラー属)の植物で、The Plant Listには11の種名が挙げられていましたので、小さな属ということになります。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は北米西部原産で、非常に苦い味をもった植物だということです。
属名のMarah は、ヘブライ語の「苦い」が語源で、旧約聖書の「出エジプト記」に由来するのだそうです。モーゼがイスラエル人を率いてエジプトを脱出する途中で通過したマラーの地の水が苦かったことからこの名前になったのだそうです。
蔓性の植物で、太い根茎を持ち、果実には棘があるという特徴があります。
切手に描かれているMarah fabacea種は、カリフォルニア原産の種で、巻きひげを持った太い茎により伸びていきます。その茎が出る塊茎状の根は、数メートルに伸び重さが100kgを超えるものもあるのだそうです。実には写真に見られるような棘があります。
写真です。ネットから借用です。
マラー・ファバケア Marah fabacea

切手です。引き続き、スリナムから発行されたセットに含まれていたものです。
マラー・ファバケア Marah fabaceus(=M. fabacea)

2020年 スリナム発行(花)
マラーは、ウリ科 Marah属(マラー属)の植物で、The Plant Listには11の種名が挙げられていましたので、小さな属ということになります。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は北米西部原産で、非常に苦い味をもった植物だということです。
属名のMarah は、ヘブライ語の「苦い」が語源で、旧約聖書の「出エジプト記」に由来するのだそうです。モーゼがイスラエル人を率いてエジプトを脱出する途中で通過したマラーの地の水が苦かったことからこの名前になったのだそうです。
蔓性の植物で、太い根茎を持ち、果実には棘があるという特徴があります。
切手に描かれているMarah fabacea種は、カリフォルニア原産の種で、巻きひげを持った太い茎により伸びていきます。その茎が出る塊茎状の根は、数メートルに伸び重さが100kgを超えるものもあるのだそうです。実には写真に見られるような棘があります。
写真です。ネットから借用です。
マラー・ファバケア Marah fabacea


切手です。引き続き、スリナムから発行されたセットに含まれていたものです。
マラー・ファバケア Marah fabaceus(=M. fabacea)

2020年 スリナム発行(花)
2769.今日の植物(2253):イリアムナ
今日の植物は、イリアムナといいます。前回のスリナムから発行されたセットで発行されたものです。
イリアムナは、アオイ科 Iliamna属(イリアムナ属)に分類される植物で、The Plant Listでは9つの種が紹介されていましたので、小さな植物群ということになります。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は、一般にはwild hollyhocks(野生のタチアオイ)と呼ばれ、北米大陸原産の植物です。白色からラベンダー色の花を房状に咲かせ、花にはかすかな香りがあるということです。
属名のIliamnaはアラスカ州にあるIliamna湖から来ているのだそうですが、この属の植物はその地域には分布していないのだそうです。
切手に描かれているIliamna grandiflora種は、ニューメキシコ、アリゾナ、コロラド及びユタ州の標高2,100~3,300メートルの山岳部の湿気のある草地や小川の近くに分布しているということです。やはり、ピンクあるいはラベンダー色の花をつけるようです。
写真です。これもネットから借用です。確かにタチアオイに似た姿をしています。
イリアムナ・グランディフロラ Iliamna grandiflora

切手です。
イリアムナ・グランディフロラ Iliamna grandiflora

2000年 スリナム発行(花)
イリアムナは、アオイ科 Iliamna属(イリアムナ属)に分類される植物で、The Plant Listでは9つの種が紹介されていましたので、小さな植物群ということになります。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は、一般にはwild hollyhocks(野生のタチアオイ)と呼ばれ、北米大陸原産の植物です。白色からラベンダー色の花を房状に咲かせ、花にはかすかな香りがあるということです。
属名のIliamnaはアラスカ州にあるIliamna湖から来ているのだそうですが、この属の植物はその地域には分布していないのだそうです。
切手に描かれているIliamna grandiflora種は、ニューメキシコ、アリゾナ、コロラド及びユタ州の標高2,100~3,300メートルの山岳部の湿気のある草地や小川の近くに分布しているということです。やはり、ピンクあるいはラベンダー色の花をつけるようです。
写真です。これもネットから借用です。確かにタチアオイに似た姿をしています。
イリアムナ・グランディフロラ Iliamna grandiflora


切手です。
イリアムナ・グランディフロラ Iliamna grandiflora

2000年 スリナム発行(花)